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2022/11/02

令和4年度 地域防災人材育成プログラム



 10月29日(土)、30日(日)に、地域防災人材育成プログラム(主催:仙台大学、共催:尚絅学院大学、後援:名取市、柴田町)を開催しました。
1日目は、本学が連携協定を結んでいる尚絅学院大学とニュージーランドのカンタベリー大学の学生による3大学でのワークショップを行い、それぞれ災害ボランティアの活動の取組みについて情報交換を行いました。
 本学からは、2011年の東日本大震災の際に避難所等でエコノミークラス症候群予防をお目的に行った健康体操指導と、コミュニティーを作るために実施した茶話会の取組みを紹介しました。
 カンタベリー大学からは、東日本大震災と同年2月22日にニュージーランド南島クライストチャーチ近くで発生したM6.3の大地震の際の、ボランティア等の活動が動画とあわせて紹介されました。
 尚絅学院大からは、ボランティアチームTASKI(たすき)の活動として、閖上地区での伝承活動等について報告されたほか、新型コロナウイルスの拡大により、3年間の活動に制限があったため、ボランティア活動が十分にできておらず、活動経験を持つ学生がいないとの報告がなされました。
 午後からは、演習形式で災害が発生する前から、発生後にできる活動について、学生同士で意見交換が行われ、盛会裏に終了しました。
 
 また、2日目は柴田町民など6名にご参加いただき、佐藤修教授(スポーツ情報マスメディア学科長)による「自然災害と報道」と題した講演の他、山内明樹教授が地域防災についてゲームを通して考える演習、藤本晋也講師が、国土交通省が展開する「浸水ナビ」を活用して自身が住まう地区の防災について考える演習をそれぞれ実施しました。
 参加者からは「貴重な経験談を聞くことができ、災害前の備えの必要性を再認識した」「今日学んだことを地域に戻って伝えたい」などといった声が寄せられました。
 このプログラムは、今後、起こり得る災害に備え、地域で活躍できる人材を育成することを目的に、昨年度から実施しているものです。
 

 
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